こんな違いが!看護師と理学療法士の仕事内容

患者が病気やケガの状況を克服し、日常生活に戻ることを支援するのが、看護師と理学療法士の仕事である。それぞれの仕事内容を比較すると、看護師は患者をケアし、理学療法士は患者をリハビリするという違いがある。例えば脳卒中により半身にマヒがある患者の例を挙げると、看護師は入院中の患者のケアを行い、理学療法士は患者は社会復帰ができるようにリハビリを担当する。具体的には、看護師は半身マヒのある患者の健康状態を管理し、生活に必要な介助を行うことになり、体温や脈拍、血圧などを測定したり、服薬の管理などを担う。また、半身マヒの患者の場合は、入浴や着替え、排泄、食事の時の介助なども行い、時には患者の不安や苦しみ、疑問などに耳を傾け、患者の様子を観察し評価することも業務に含まれる。

一方、理学療法士は、半身マヒのある患者の失った身体機能を少しでも再獲得するために、運動療法や物理療法を行う。運動療法では、歩行訓練を行い、自分の足で歩く訓練をしたり、箸を使って食事を食べる訓練のような日常生活訓練をし、患者の社会復帰を助けるのだ。また、物理療法では、痛みや腫れを軽減させるマッサージやけん引などを実施する。

このように、看護師と理学療法士は、同じように患者を支援する仕事であるものの、比較すると仕事内容は大きく異なる。しかし、それぞれが重要な仕事を担っており、互いが連携することで患者の回復と社会復帰を支えているのだ。~併せて読みたいサイト:看護師VS理学療法士